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Lens test Computer/PC


パソコン用の眼鏡
ブルーカットレンズテスト


■Published:2017-04-15
■Categories:PC, ブルーライト, パソコン

何年か前より色々なレンズメーカーからPC(パソコン)用ブルーライトカットレンズと称したレンズが販売されてきました。
ブルーライトカット率はレンズメーカーやレンズカラー、カラーの濃度により異なりますが、
同じ濃度の場合、レンズカラーによるブルーライトカット率は数パーセント程度の差なので、
今回はブルーライトカット性能ではなく、レンズカラーによる見え方の違いをテストしました。

▼テスト内容
文字などの見やすさ、快適感、眩しさ軽減の体感など

▼テスト環境
室内照明・蛍光灯
PCモニター・一般的な液晶画面

▼テストしたレンズカラー



画像上より、
ブルー系
イエロー系
ピンク系
オレンジ系

※カラー濃度はすべて25%
※モニターにより実際の色味と違うように見えることがあります。



▼結果

■裸眼の場合




■ブルー系の場合



ブルーカラー特有のスッキリした感じはするが、白い画面を見ている時の"圧"のようなものが軽減される感じが少ない。


■イエロー系の場合



画面表示の色の変化は少ない。ということで、色の効果がわかりづらい。
色の変化に抵抗がある場合はある意味慣れやすいかも。


■ピンク系の場合



テストした中でコントラスト効果により文字や細かい線など見やすさは一番だった。
色味のイメージに反して眩しさの軽減もあった。


■オレンジ系の場合



ピンク系に次ぐ見やすさはあったが、オレンジカラーの中に含まれる黄色味は不要と感じる。(眩しさの軽減が弱い)


▼ 結論 ▼

まず、スポーツでも日常生活(PC作業)でもそのシーンにあった視力が適正であることが前提です。

ブルーライトカットレンズはカラーや濃さにもよりその効果(性能)は異なりますが、
一般的な普通のレンズと比較すればわずかでも効果はあります。(体感するのは難しいですが)
また、カラーにより文字など見やすくしたり、画面の眩しさを軽減(緩和)することもできます。
長時間のPC作業においては、「PC用眼鏡」の存在があってもよいでしょう。

カラーによる感じ方はもちろん個人差がありますから、
使用環境を考慮しながら個人の感じ方による明るさや見やすさでレンズカラーの選択を行えばよいですし、
わずかながらの差でも、ブルーライトカット性能の高いカラーを選択するのアリかもしれません。

※ブルーライトカットレンズは目に悪影響とされるブルーライトを(ある程度)カットする為のものであって、
視力が向上したり、疲労を軽減するものではありません。
※カラーレンズの為、写真や画像を扱う場合は不向きかもしれません。(色が変わって見えてしまう為)