EAUDEVIE

Frame & Lens Test


オードビーテスト
NXTのテスト③



■Published:2017-05-30
■Categories:NXT、レンズ、耐久テスト


サバイバルゲームに使用する電動ガンの耐久テストにおいて一度破損の兆しを見せてしまったNXTの耐久度と強靭度のテストをもう一度やってみた。
今回は中心厚の指定や特殊なコートは使わず、出荷された通常の状態(ハードコート、反射防止コート)で実験する。
ただ、今回は電動ガンでは無くもっと身近にある刃物を使う事にした。


実験に使うもの①

   
実験用のレンズ2種類。
左がNXT、右が通常の高屈折レンズ。
どちらも度数は-4.00程度で、上記の通り厚み指定をしていないので中心厚は1.3mm程度である。


実験に使うもの②

   
レンズに刺す獲物2種類。
左は著者が若い頃に秋葉原の武器屋で買ったペーパーナイフ(刃は潰れてます)。
右はオーナーの所持している山岳用のピッケルである。

これでレンズをガツンと行きます。


早速刺してみる:動画



▲NXTレンズ




▲通常素材レンズ


結果①

   
NXTは刃先の小さな穴が開いただけに対し、通常素材のレンズは大きく破損。表面の何層かが欠けた。
動画を見て頂ければお分かりの通り自分としては結構力を加えたはずだが、NXTは刺した部分が凹んでいるだけで罅などは無い。


ピッケルで叩く:動画


▲NXTレンズ



▲通常素材レンズ


結果②

     
1枚目と2枚目はNXTを表と裏から撮った。動画の後に何回か叩いたが、レンズが割れる事はなかった。
NXT素材がしっかりレンズの刃を食い込み受け止め、厚さ1.3mm程度でもピッケルの振り降ろしにしっかり耐えている。
3枚目は通常素材。ペーパーナイフの突きには辛うじて耐えていたがピッケルの振り降ろしでは粉々になってしまった。


結論

わずか1.3mmのNXTでも、刃物や鋭利な物体に対する耐久度と強靭性は確認できた。
レンズの状態に加工されたNXTを装用中に、刃物やピッケルの刺突を受けるようなことは無いと思う。
だが、あらゆるアウトドア・アクティビティには危険が付きものだ。
何かあった時の為に、サングラス用のレンズはNXTにしておくのが安全だろう。