EAUDEVIE

Eyewear for Night driving


夜間運転や雨、霧の日のための新しいレンズ


■Published:2017-08-27
■Categories:眼鏡用レンズ, 運転


望遠鏡のレンズやカメラのレンズで有名なカール・ツァイスの製作する眼鏡用レンズZEISS Drive Safeをオードビーでも取扱い始めました。

ツァイスのうたい文句としては、

悪天候や暗がり、ぎらつき(対向車のヘッドライト、外灯の光、濡れた道路の乱反射など)夜間の視界を改善します。
また、不快な乱反射を減らし、さまざまな対象物に対して楽に焦点を合わせられるようにします。
夜間や、雨、霧や雪といった厳しい運転状況でも距離を正確に把握することができます。

とのことです。

ハロゲンヘッドライトのLED化により、対向車のライトが眩しく感じる事の増えた自動車・自動二輪運転。
普通のメガネ用クリアレンズを掛けた時との違いを検証すべく、早速当店オリジナルのZ-4に入れて、夜バイクで走ってみました。


▼外見


Z-4に入ったツァイス ドライブセーフレンズ。
表面の青いコーティングはマルチコートでは無く、このレンズの特徴の一つのようです。
レンズそのものも透明では無く、掛けると本当にうっすらと、視界が黄色くなります。
本当に注視しないとわからない濃さなので、普段使いにしても特に気になる事はないかと思います。


▼レンズデータを数値化してみる



レンズの透過率を調べる機械に通した結果。
上が一般的に普及している透明レンズ。
下がツァイス・ドライブセーフレンズ。
グラフの見方は、赤い線が低い所にあるほどレンズがその波長をカットしているという事。
UV-C、UV-B、UV-Aの400付近までカットするのはどのレンズでも当然ですが、透過率そのものは普通の透明レンズとそこまでかわらないようです。



▼実際に運転で使用して

PM20:00~より、Z-4をかけて都内を適当に走ってみました。
感想としては、確かに対向車のヘッドライトなどの眩しさが軽減されているような気がします。
運転中に、何度か自分でわざとバックミラーに映るヘッドライトや対向車のヘッドライトを見ました。

結果、通常のレンズだと、丸く強く光っている白い対向車のヘッドライトが、ドライブセーフレンズだとやや抑制され、直視しても瞬間的に目をつむらない事が多かったと思います。
うっすらと黄色のついたレンズのおかげで夜の視界も少し鮮明に、くっきり見えました。

カメラ越しに写真を取ると補正されてしまい画像を残せないのが、データとしてはやや弱いですが、夜間運転が多い方にはお勧めできると思います。
もちろん個人差もありますが、バックミラーや対向車のヘッドライトに困っている方には、是非試して頂きたいレンズです。