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Polarized Lens


偏光レンズ
可視光線透過率と偏光度の関係


■Published:2017-10-30
■Categories:TALEX, 偏光レンズ, 可視光線透過率, 偏光度


最近、釣りや運転用等にお客様からの要望が多くなってきた偏光レンズ。
カラーは様々ですが、基本的に偏光レンズは可視光線透過率(レンズカラーの濃さ)により反射をカットする「偏光度」が異なります。
今回はその異なる可視光線透過率(同系色)の反射をカットする効果の比較を、TALEXのレンズを使用して行ってみました。

【テストレンズ】



▼ 画像左より ▼
TALEX トゥルービューフォーカス
TALEX トゥルービュー
TALEX ピースグレー
TALEX モアイグレー



【反射対象】


今回は比較対象として、偏光レンズ体験器を使います。



【見え方比較】


【裸眼】
偏光レンズ体験器の反射板には本来風景の写真があるのだが、光が反射して見えない。



【トゥルービューフォーカス】
可視光線透過率:12%
偏光度(反射カット率):99%
反射板の反射が見事にカットされ風景の写真がクリアに見える。



【トゥルービュー】
可視光線透過率:30%
偏光度(反射カット率):99%
トゥルービューフォーカスと同様、反射板の反射が見事にカットされ風景の写真がクリアに見える。
トゥルービューフォーカスよりレンズ濃度が薄い分、より裸眼に近い見え方。



【ピースグレー】
可視光線透過率:50%
偏光度(反射カット率):50%
裸眼に比べると反射はカットされるが、「ある程度カットされている」という印象。
前者2種類と比較すると反射のカットしている体感は「なにかもの足りない」感じ。



【モアイグレー】
可視光線透過率:75%
偏光度(反射カット率):20%
「あまり裸眼とあまり変わらないのでは?」というのが第一印象。
何度か裸眼とモアイグレーの見え方を交互に比較すると僅かに反射がカットされているのが体感できた。



【まとめ】

偏光レンズは、レンズカラーが薄い(可視光線透過率が高い)と、偏光度(反射カット率)は低い(あまり反射がカットできない)、
レンズカラーが濃い(可視光線透過率が低い)と偏光度(反射カット率)は高い(反射がよくカットできる)、ということとなります。

タレックス偏光レンズの場合、透過率が30%あれば偏光度(反射カット率)は99%あるので、
それ以上、可視光線透過率を下げても(レンズを濃くしても)偏光度(反射カット率)は変わりません。
この場合の選択基準はレンズの濃さであり、反射ではなく直射日光(明るさ)そのものをどの程度遮光するか、になります。

また、偏光度(反射カット率)が低いレンズはあまり反射がカット出来ないものの、
視界が暗くならないので、使用環境が悪条件でも使用できます。

レンズカラー(濃さも含めて)は使用環境を考慮して使いやすいカラーを選択しましょう。

レンズカラーのバリエーションはTALEX偏光レンズのウェブサイトをご参考ください。

店頭にてTALEX(タレックス)偏光レンズの見え方を各色サンプルでご覧いただくことが可能です。
夕方以降、屋外が暗いとレンズカラーの比較ができませんので、昼間の明るい時間帯のご来店がお勧めです。