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Bike & Helmet test


二輪自動車とフルフェイス型ヘルメット②


■Published:2017-11-21
■Categories:バイク、ヘルメット


前回の記事で紹介したフルフェイス型ヘルメットに対応できるサングラス以外でも、フルフェイスヘルメットを装備した時に使いやすいサングラスをオードビーで取り扱っているものの中から探してみました。

使いやすい使いにくいを含めての評価なので全ておすすめできるというわけではなく、また、個人的な主観も入るので参考程度に読んでいただければ幸いです。

また、今回使ったフルフェイスヘルメットはAraiのVECTOR-Xです。



【オークリー系】


■ テストフレーム① ■
オークリー / フラック2.0
オークリー / レーダーEV


どちらもオークリー系の定番ですが、フルフェイスヘルメットを被った状態で使おうとするとアンオブタニウム(耳のゴム)が引っ掛かってしまい掛けづらかったです。
かなり無理矢理押し込めば装着はできますが、他の目的で使用しているこのタイプのサングラスを、フルフェイスヘルメットを被った状態で使おうとする場合は、調整が必要になると感じました。




■ テストフレーム② ■
オークリー / ジョウブレイカー


フレームそのものは大きいですが、こちらはつるの部分がESSのクロスボウ・サプレッサーと同じく薄いタイプなのでヘルメットの圧迫に干渉されずに使えました。
クリア&カラーレンズの交換や度付きレンズ等にも対応でき、視界も広いです。





【ルディプロジェクト】



■ テストフレーム① ■
ルディプロジェクト / ライドン


ルディプロジェクトの定番その①。
つるが細いのでヘルメットと耳の隙間には入れやすいですが、長いので人によっては後頭部のクッションと干渉するかもしれないので要調整。
レンズの横幅もあるので特に視界が遮られる感じも無く、掛けやすいフレームだと思います。




■ テストフレーム② ■
ルディプロジェクト / フォトニック


ルディプロジェクトの定番になりつつある新型。
つるが太くかけづらいと思いきや、ゴム等をつるの部分に使っていないのでヘルメットを被っていてもわりと装着しやすいフレームでした。
レンズの付替えも出来るモデルなので、シールドに合わせてレンズのカラーも変えられます。





【ESS】

■ テストフレーム ■
ESS / クレデンス


バイクのページで紹介してるESSの「5B」と同じく、つるが薄く掛けやすいモデル。
5Bと比べると縦幅が大きいので、枠の有るフレームでも視界を確保したい場合は5Bよりもこちらが良いでしょう。
ESSのフレームはクロスボウ、5B、クレデンスと、使いやすいモデルが多く、おすすめです。
鼻の部分が欧米人向けなので調整が必要なので、その点だけご注意ください。
(オードビーでは調整のためパットやノーズアームを装着します)




【Willy-X】

■ テストフレーム ■
ワイリーエックス / ヴァーロー


サバゲーなどで人気のモデル、ワイリーエックスのヴァーローも装着してみました。
ですが、こちらのモデルはミリタリーヘルメットとは相性が良いのですが、フルフェイスヘルメットとは相性が悪いようです。
オークリー系と同じく、つるの先端に装着されている滑り止めのゴムが内側のクッションと干渉してしまい、使いづらさがありました。
無理やり押し込めば掛けることはできますが、内側の圧迫でサングラスが鼻の上に浮いてしまうので使う場合は調整が必要だと思います。




【ZeroRH+】



■ テストフレーム ■
ゼロアールエイチプラス / スティルス


ZeroRH+のスティルスは見た目の通りつるが細く、すべり止め等のゴムも付いていないので掛けやすいモデルでした。
ただ、フレームの素材そのものが軽く、柔らかいので、装着の際にあまり強く入れようとすると変な方向に押し込んでしまうことがあるのが欠点でしょうか。
それ以外は(視界の広さや鼻の調整ができる等)良好のフレームだと思います。




【オードビーオリジナル商品】



■ テストフレーム ■
オードビーオリジナル / Z-4


オードビーオリジナルのZ-4も試してみました。
先端にゴムがついているのでこれは掛けづらいかなと思っていたのですが、つるが細く、フレームが硬めなので、意外と装着は容易でした。
押し込む感じはありましたが、フレームが浮くような感じも無かったです。
気になるのは、1年ぐらい使っていると先端のゴムをとめている接着剤が剥がれ、取れてしまうことでしょうか。
外れるようになったらゴムの交換時期なのでメンテナンスが必要です。




【 総評 】


フルフェイス型ヘルメットでサングラスを使う際には、

フレームのつるの部分にすべり止め等のゴムが付いていない
(内側は干渉が無いのでOK)

フレームの素材が硬い
(装着しやすい)

つるが長すぎない
(後頭部のクッション材と干渉しない)

つるが細い or 厚みがない
(横幅の干渉を減らすため)

等の部分を参考にして選べば良いでしょう。
素材はプラスチックでもメタルでも上記に近いものであれば問題ないと思いますが、
メタル系はつるが細いモデルだと曲がる可能性があるので注意が必要と思われます。